都市部の民泊だと、どうしても競合他社が多く、値段競争になってしまいがちですよね。
他の民泊との差別化を図るのが難しいと感じる方も少なくないようです。
どうすれば、差別化ができて回転率がよくなるのでしょうか。
ターゲットを明確にする
あなたの貸したい部屋は、一人用ですか?二人用ですか?それともファミリー用ですか?
日本人に泊まってほしいですか?外国人に泊まってほしいですか?
立地は駅近いですか?都市部にありますか?それとも、かなり不便な田舎ですか?
ここでは、都市部にあるけど、駅からは少し離れていてなかなか埋まらない
外国人カップル向けということで考えてみたいと思います。
若い外国人カップルを想定してみる
お金を持っている熟年カップルならば、最初から高級ホテルを選択すると思います。
そこで、ここでは20代~30代の外国人カップルを想定してみましょう。
都市部の場合、日本人は徒歩5分~10分以内など気にする人も多いようですが、
外国人はよく歩く国から来る人の場合、そこまで距離は気にしないように感じます。
それよりは、最寄りの駅からいかに迷わず民泊の物件までたどり着くことが出来るか、ということが重要です。
そのため、物件紹介ではできるだけ分かりやすく説明することが求められます。
逆に言うと、ここだけでも工夫するだけで利用者の訪問が増加し、評価が高まるかもしれません。
民泊物件は、ホテルや旅館と違ってなかなか外観からでは判断が付きにくい場合があります。
外に向けて常時、「民泊ですよ~」という看板を設置することができなくても、お客さんの来る時だけ看板を出したり、曲がる角のお店の看板の写真を伝えてあげることができる、というアピールだけでも差別化できると思います。
丁寧に分かりやすくしてあげるということが、外国人旅行者の不安を取り除くことになるはずです。
駅近くには、競合の他の物件があるとしましょう。
価格設定はどうですか?同じ部屋のサイズで同じ値段ですか?
ならば、旅行者は駅の近くのほうを選ぶでしょう。
これでは、解決になりませんし、むやみやたらに値段を下げたくない気持ちも分かります。
外国人との触れ合いを楽しみたい~という趣味で民泊をやられているのならともかく、ある程度の利益を見込んで民泊を運営する人が多いと思いますので、値段も下げず、宿泊率もたかめたいですよね。
次に、物件の価値を高める作戦を考えてみましょう。
男女一対になるグッズで攻める
とはいえ、駅からの距離は変わりませんし、部屋の大きさも簡単には変えることができません。そして、お客さんにプレゼントする企画を考えたとしても、それ自体にお金をたくさん書けることは得策ではありません。出ていくお金ばかり増えますからね。
そこで、初期投資は少しかかったとしても、少しお手入れが必要だとしても、
部屋の価値が高まりそうな、他との差別化を考えてみたいと思います。
外国人は日本が好きだから、興味があるから来てくれてる(はず)です。
さらに日本の文化を深める機会を作って、そこをアピール作戦はいかがでしょうか。
・浴衣を男女ペアで用意する
・座布団を男女ペアで用意する
・夫婦茶碗、夫婦端、夫婦湯飲み風に用意する
・枕カバーを男女ペアで用意する
などなど
私が考えるよりも、きっと読者の方のほうが物事を多角から見ることが出来る視野の広さをお持ちだと思います!
なんでもかんでも男女ペアにするって、よっぽど仲のいい新婚時代でないと日本人はなかなかできないですよね。
きっと来日されるカップルは、そのくらいラブラブですから、こちらから演出に協力してあげちゃいましょう。
そこをうまく、一眼レフなどで遠近法を使っていい画像をとっていくと、その気遣いが宿泊場所を探しているお客さんには伝わると思います。
最後に
日本で限られた時間を有効に使おう、そして泊まる場所ではゆっくりと休もうと思っている方が多数です。
そんな外国人カップルに、来てよかった~と思える民泊を提供していきたいですね。
ぜひ一つのアイディアとして、視点を取り入れてみてください。